FAXDMについて、各店舗・企業のみなさまはご利用されたことがあるでしょうか。 どのようなものなのか、他の広告と比べてどうなのか? FAXDMについてご紹介いたします! まず、「企業向け」としている点についてですが、あまりDM利用されたことがない場合には、個人には送れないの?という疑問もあるかと思います。 法律上の話をすると(FAXDMに限らず)DMを送る行為自体は特に問題ありません。しかしながら、特定商取引法や個人情報保護法に照らし合わせると以下のような点に注意が必要です。 1.利用目的を明確化して、同意のもと個人情報を取得した個人を対象とする 2.情報管理を徹底しデータ漏洩を防ぐ 3.プライバシーマークを取得し、個人情報保護に取り組んでいる企業であることを明記する 4.第三者への提供はNG 5.DM不要の顧客が発送停止の手続きができるように準備にしておく そのため、顧客化していない個人に対して一定量のDMを送る行為は現実的ではありません。半面、法人に対しては特定商取引法についても特に制限は設けておらず問題なくDMを送ることが可能です。(一定のルールはあります。) その辺りは当たり前といえば当たり前です。 そもそもの営業活動を規制したのでは、企業にとっては有益な情報を収集することもできません。 すべて自分自身の判断のもとでサービスや商品を選ばなければならないような状況になったとしたら、経営する側はどれほどたいへんなことでしょう。 適切な頻度や態度、節度をもった利用を行えば、良いサービスを提供する意思で行う情報提供が、迷惑だなんてことは基本的にないかと思います。 そうは言ってもFAXDMはイマドキではないのでは?という疑問もあるかと思います。一般家庭ではあまり使わなくなったFAXも、企業ではまだまだ多く使われています。 なぜでしょう。 簡単には利便性で優位な点があるからです。 例えば、取引先から来た連絡をある担当者がメールで受信して、各部署に回覧するようなケースを想定します。その場合、担当者がメールの開封を見逃したり、休暇をとったりした場合、大切な発注書を失注するような危険性もあります。また、メール内容を結局、紙ベースで回覧するような場合は、改めて印刷する必要があります。 こういった時はFAXの方が便利ですよね。 ある程度、部署の人間の目につく場所に複合機を置いておけば、担当者だけでない社内の人間の気づきになります。回覧もそのまま出てきたFAXを回覧すればいいだけ。紙の利用は年々減ってきているかと思いますが、やはり必要性というのはどうしてもあるんですね。 では、FAXを利用している法人にFAXDMを送ったらどうでしょう。 普通のDMでも法人向けに送ったものは必ず誰かの目に留まると思います。 これはFAXDMでも同じことが言えます。 また、より良いのが、FAXDMの場合、総務部門や管理部門といった決裁者の立場に近い方に届く可能性があることです。 場合によっては社内で回覧いただくことも可能です。 それでもFAXよりは普通にDMやメールを送った方がいいのでは?ということもあるかと思います。 それについては、それぞれにメリット・デメリットがあります。 メールについては安価で大量の配信が可能ですが、企業アドレスを収集する必要があり、開封率やアイキャッチ、対象の部門へのアプローチを考えた時にどうしても訴求力が低下します。 DMについてはやはり費用ネックが大きいかと思います。どのようなサイズのDMを送るかにもよりますが、はがきサイズでも最低63円。印刷費用やデザイン費用まで考えると1,000通も送れば10万円くらいはかかります。 そもそも1,000通ってかなりたいへんです。他にも細かい作業が発生するので、新規でDM発送を大量に行う企業は少ないのが現状です。 それではFAXDMはと言うと、通常のDMに比べてアイキャッチが劣る点があります。どうしても原稿自体が白黒ということや、FAXの受け手によっては鮮明度が落ちてしまうこともあり、シンプルで分かりやすい原稿が好ましいかと思います。 また、相手先によりますが、FAX受信の際の紙やインクの消耗を嫌う場合もあります。その点については、他のDMや営業活動でも一定のクレームが起こりうるので理解しておく必要があります。 しかしながら、費用の面で考えると通常のDMの10分の1以下! 受け手は基本的にA4で受けるので、情報量は多めに掲載できます。 メールのように開封されない、人目に触れないといったようなこともありません。 多くのメリットを持つFAXDMですが、ただ使えば良いのかというとそんなこともありません。
そもそも広告宣伝の基本は、定期的に対象となるユーザー層に訴えかけることにあります。それによって認知が広まり購買に繋がります。 そのため、最初のFAXDMの反応率はあまり高くありません。一般的には0.1%程度。1,000件送って1件の反響といったところです。 しかしながら、ポスティングの反応率が0.03~0.05%、はがきDMなどが0.3~0.5%程度と言われているので、費用対効果から考えると高い反応率と言えます。 それでも、潜在的に需要がある対象者に広告活動を行った場合、どうなるかと言うと、最初の広告の際には商品やサービスについて認知されます。(場合によっては2回、3回必要なケースもあります。※FAXDMに限りません) 認知されたものを購買に結び付けるためには、購買の意欲が起こりうるタイミングで改めて訴求する必要があります。 普段から使うコンビニなどは簡単ですね。 朝、コーヒーを買った時に受け取ったチラシにあった新商品の弁当をお昼に買うといったケースです。 その為、広告宣伝は基本的に2回以上、効果的なタイミングによる定期的な訴求が必要となるケースが多いです。 いいなと思ったサービスも3日経ったら「あれってなんだっけ?どこがやってるんだっけ?」なんてこともありますよね。 DM、チラシの類については、多少の期間は残りますが、長い期間保存しておくケースはあまり多くありません。 そのため、次のアクションが大切になる!ということです。 ここまで長くなりましたが、ご覧いただきありがとうございました! 細かいところまで説明していくとどんどん長くなりそうなので、この辺りで今回は終わりにしたいと思います(^^;) 活用法について、これからもご案内していきたいと思うので、これからもお付き合いいただけると嬉しいです!
0 コメント
|